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億万長者の幸福論 観念をふっとばせ!

実力とは



●実力の差とは、実行力があるかないかだけの差である

 (中略)

 世間ではよく「実力がある」とか「ない」とかいうが、よく考えてみると、実力などというものは、じつはどこにも存在しない。

 理屈の脳がつくり出した観念であり、冷静に見れば、たかが処理能力の集合に過ぎない。
 
 いい換えれば、これまでにどんな経験を蓄積してきたかという、その差でしかないのだ。
 このように理解すれば、「実力」の幻に踊らされて、一喜一憂するような愚かなマネは避けられるだろう。
 実力と考えてしまうと、それをアップすることが難しく思える。
 しかし経験の蓄積と考えれば、いくらでも増やすことが可能になる。

 一流のプロスポーツ選手が一生懸命に練習するのも、数多くの経験を積んで処理能力を高めるためだ。
 したがって、次のようにいうことができる。

 
 いまという時点から見れば、これまでの人生は成功も失敗も含めて、
 経験を蓄積するための練習だった。試合はいつもこれから始まる。
 そして、その試合経験も、また次の試合のための練習になっていく。


 つまり、人生というのは、つねに練習の連続である。

 いうまでもなく、経験を多く積めるのは、実行力のある人だ。
 しかしその実行力は、危機管理の理屈脳からは生まれない。
 それを生み出すのは感情の脳であり、IRA(本能反射領域)が行動に対して肯定的になっていないと、当然、実行力の乏しい人間になってしまう。


それで私は、感謝と感動、感激という3つのエネルギーをIRAに発生させることで、行動力を高めることを指導してきた。

 ・感謝すると、不満がなくなって素直になれる
 ・感動すると、熱意が生まれて真剣になれる
 ・感激すると、情熱が生まれて行動力が強固になる

 
 実行力とは、考えるより、感じることで生まれるエネルギーである。



 西田文朗 『人生の目的が見つかる魔法の杖』(現代書林) より
 
 


          人生の目的が見つかる魔法の杖 


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